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「伝える力」がブランドをつくる─髙田明さんに学ぶ”マーケティングの原点”

「今からお電話、お待ちしておりま〜す!!」

この声を聞いた瞬間、思わずテレビの前で手を止めた人も多いのではないでしょうか。

ジャパネットたかたの創業者、髙田明さん。
あの明るい声と笑顔、軽快な語り口。

気づけば買う予定のなかったものまで「ちょっと欲しいかも…」と思ってしまう不思議な魅力がありました。

でも実は、その“キャラの明るさ”の裏に、驚くほど深く「伝えるとは何か」を追い続けた姿勢があったんです。

そして、その姿勢こそ、私たちが“じぶんビジネス”を発信するときにこそ見習いたい部分。

今日は、髙田明さんの著書『90秒にかけた男』から、伝えることの本質をマーケティングの視点で考えてみたいと思います。

「三つの目」で見る──俯瞰する力が伝わり方を変える

髙田さんは、能の大家・世阿弥の教えにある「三つの目」を大切にしていたそうです。

  • 我見(がけん)=自分が相手を見ている視点
  • 離見(りけん)=相手が自分を見ている視点
  • 離見の見(りけんのけん)=その両者を俯瞰して見る視点

まさに、コミュニケーションの本質です。

たとえば、自分の投稿やプレゼンを「第三者の目」で見てみる。


「これ、相手にはどう聞こえているだろう?」

「この言葉、相手の世界観に届くだろうか?」

自分の発言や発信について、このような“俯瞰の力”があるだけで、伝え方の質が大きく変わります。

「序破急」に学ぶ、伝える“流れ”のつくり方

世阿弥のもう一つの教えが「序破急」。

導入(序)→展開(破)→結論(急)という流れを指します。

これ、現代のSNSやプレゼンにもそのまま通じますね。

「いきなり結論から伝える」のもスピード感があって悪くはないけれど、
相手が“受け取る準備”ができていないと、印象には残りにくい。

「序」で心をほぐし、「破」で流れをつくり、「急」で締める。

このリズムを意識すると、同じ内容でも伝わり方がまるで違ってきます。

伝える力=マーケティング力

マーケティングとは「人の心を動かすこと」。

そして、心を動かすのは“情報”ではなく“感情”です。

髙田明さんが多くの人に愛されたのは、
単に商品を売っていたからではなく、「楽しさ」や「情熱」を届けていたからかもしれません。

副業や起業を始めたばかりの人にとっても、
「自分の商品をどう売るか」よりも、
「自分の想いをどう伝えるか」を磨くことが何より大切です。

まとめ

「伝える力」とは、
自分の中の思いを、相手の言葉に翻訳して届けること。

それは、商品を売る前に“信頼”を築く力であり、
ビジネスを超えて、人生そのものを豊かにするスキルでもあります。

あなたの発信や説明は、
「自分が言いたいこと中心」になっていませんか?

一度、“相手の目”と“第三者の目”で、
自分のメッセージを見直してみましょう。

きっと、伝え方の質が変わります。

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