人生100年時代の新基礎力

『人生のタネ明かし』成果を出す人はフォーカスを正しく使っている

みなさんはマジックショーを見るのは好きですか?

マジシャンの鮮やかな手さばきでトランプが宙を舞ったり、何も入っていないはずの帽子からあれこれと品物が飛び出します。

「絶対に仕掛けがあるはずなんだから、それを見破ってみたい!」
と、マジシャンの服の袖などを注視しますが、私は一度もトリックを見つけられたことはありません・・・。
私たちはマジシャンの意のままに視線を操られているのでしょうね。

マジシャンは観客の視線(焦点・フォーカス)を自在に操るプロなのですね!

精神科医にしてプロのマジシャンである志村祥瑚さんは、著書『人生のタネ明かし』の中で、私たちが「どこにフォーカスを向けて過ごすか?」で人生が変わってくると教えてくれます。

無意識はいつも興味のあることにフォーカスをあてている


私たちは日常生活の中で、興味があるところに勝手に意識をオートフォーカスしています。
例えば、SNS・ゲーム・マンガ・YouTube!

Haniko
Haniko

「勉強していたのに、気づいたら1時間もYouTubeみてた!」なんてこと、私もあります・・・。

スマホの画面にSNS更新のお知らせが届くと、ついスマホに夢中になってしまう経験は誰にでもありそうですね。


目標があるのに、毎日の過ごし方が興味のオートフォーカスの域から出ないと、本当にやりたいことをやる時間が無くなってしまいます。

まずは、自分の意識が何に向いているのか「自分を観察」してみましょう。

 自分の部屋にはどんなものがありますか?
 普段、何をしている時間が長いですか?
 お金をかけているモノ・コトは何でしょうか?

自分の目標達成のために時間やお金を使っているなら、普段から小さな達成感を感じることもできるでしょう。

しかし、自分の得たい結果には関係のないことに時間やお金を使っていて、それを何とか変えたいと思うなら・・・・、
意識的に自分のフォーカスを決めるようにしてみましょう。

フォーカスを合わせるのは「自分の行動」


「無意識の勝手なオートフォーカスにおまかせ生活」を送っていると、時間もお金も無駄遣いになってしまうかもしれませんね。

では、フォーカスを合わせる場所はどこでしょうか??

「目標があれば、そのゴールにピントを合わせればいいんじゃないかな?」
方向は合っていますが、もう一歩!!

「目標に到達するための行動にフォーカスを合わせましょう」


例えば「ダイエットして痩せる」ことに意識をフォーカスしてみますが・・・、
痩せることは結果です。
「痩せたい」と何度繰り返しイメージをしてみても、そこまでには行動が必要です。

定期的な運動をする(行動)
食事は野菜を中心に食べる(行動

ダイエットに成功するためには、行動の積み重ねが必要ですね。


では、「お金持ちになる」という目標を持った時はどうでしょうか?
お金持ちになることは結果です。

副業を始める(行動)
資産運用の勉強をして投資を始める(行動)

お金持ちになるためにも、今までやっていなかったことを行動に移すことが第一歩になりそうですね。

Haniko
Haniko

意識のフォーカスを「自分の小さな行動」にすることで気が付くとダイエットも成功して、貯蓄のペースも上がってくることが期待でそうですね!

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