人生100時代の新基礎力

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』50代からのキャリアを切り開く自己分析ツール

「定年まであと何年?」

「この先、何を仕事にしていこう?」

そんな問いがふと頭をよぎるのが、50代という時期かもしれません。

これまで積み重ねてきた経験をふまえ、「自分らしい働き方」を模索したくなるタイミングです。

そんなときこそ、自分の「強み」に目を向けてみませんか?

自己分析ツールとしておすすめなのが、ストレングスファインダー。

その診断ツールが付属している書籍が、ロングセラーの
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』(マーカス・バッキンガム他著)です。

強みは「自然すぎて、気づけない」

実は、自分の強みって、自分では気づきにくいものです。

なぜなら、“当たり前にできてしまうこと”こそが強みだから。

たとえば、「◯◯さんって、そういうところがすごいよね」と言われたとき、
「え?これって普通じゃないの?」と思った経験、ありませんか?

ストレングスファインダーは、そんな無自覚な才能を可視化してくれる診断ツールです。

自分の強みを言語化できるといいですね。

ストレングスファインダーとは?

書籍『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』には、Webで使える診断コードがついています。

専用サイトで質問に答えると、あなたの強みの上位5つが明らかになります。

この強み(資質)は全部で34種類。

たとえば・・・

  • 学習欲(学ぶことが好き)
  • 成長促進(人の成長を後押しできる)
  • 未来志向(視野が未来に向く)
  • 調和性(周囲を穏やかにやっていく)
  • 戦略性(先を読む力がある)

などがあり、人によってまったく異なる組み合わせになります。

強みは「組み合わせ」で自分らしさが見えてくる

ストレングスファインダーでは、34の資質のうち上位5つが診断されます。

この結果を見ると、つい「1位の資質が一番大事」と思いがちですが、実は「組み合わせ」にこそ意味があります。

ちなみに、私のストレングス・ファインダー結果はこちらです。

  1. 着想(アイデア)
  2. 最上志向(もっと良くしたい)
  3. 親密性(深く関わりたい)
  4. アレンジ(柔軟に組み合わせる)
  5. 社交性(人とつながるのが好き)

そして、この強みを組み合わせを持った私って・・

「たくさんの人と関わり(社交性)、相手にぴったりの形(最上思考)で、アイデア(着想)を届けたい」

「ひとり一人の話をよく聞いて(親密性)、その人が持ってる力を引き出したい(アレンジ)」

この強みの組み合わせストーリー、一見とってつけたかのようですが(笑)、
私なりに試行錯誤しているうちに、強みを活かした仕事の仕方になっていたのかなと思ってます。

「人の役に立ちたい」その想いを具体的にするためにも

「セカンドキャリアでは、人の役に立つことがしたい」という声をよく耳にします。

でも実際にどうやって?と聞いてみると、漠然としている人も多いです。

その理由のひとつは、自分の「使える力」=強みが見えていないからかもしれません。

  • 何を使って(自分の強み)
  • 誰の役に立ちたいか(対象)
  • どんなふうに貢献したいか(手段)

この3つがそろって、初めて「人の役に立つ」が現実的になります。

だからこそ、5つの資質の組み合わせから、
「自分はどんな働き方ならストレスなく、誰かの役に立てそうか」
そんな視点で考えてみるのもおすすめです。

副業、フリーランス、地域活動、NPO、ライフワーク的な仕事・・・

選択肢が広がっている時代だからこそ、自分の資質を使える場を選ぶという発想は、とても現実的です。

まとめ:強みを言語化して、人生後半の働き方を整える

ストレングスファインダーは、あなたの「才能の言語化」を助けてくれるツールです。

いまさら自己分析?ではなく、今だからこそ、自分の強みを再確認してみませんか?

本当の自分の強みを活かしたスタイルで、長く楽しく働ければいいなと、私も思っています。