本のタイトルに「投資」と書いてあると
「お金の運用のことかな?」
「なんか難しいことが書いてあるんじゃないかな?」
などと先入観を持ってしまいそうですね。
『投資家みたいに生きろ』の著者、藤野英人さんは投資信託のファンドマネージャーという投資や運用のお金のプロではありますが、この本の中では難しい話は一切なしです。
私たちが人生の中で、
「自分にはどんな投資資源があるのか?」
「ちゃんと投資をした時のリターンは何か?」
などがわかりやすく書かれています。
目次
投資の要素について
「もし、10億円もらえるとしたら何をしますか?」
(ただし貯金するはなしです)
やりたいことへの思いが主体性です。
『投資家みたいに生きろ』
この問いは自分がどうしたいのかを改めて考えるきっかけになりそうです。
「お金持ちになったら貧しい国の子供たちに寄付をしたい」
なんていう思いが湧いてくるかもしれません。
でも、それって今でもできることかもしれませんよね。

自分の思いを明らかにすることが「投資」のはじまりなのかもしれません!
世の中はあまりにも効率や時短を重要視しすぎています。
投資家のように考えると、必ずしも効率性が重要ではないからです。
ムダを削る一方で、成長を期待できるものには長期的に時間をかける、この二面性を理解することで投資的な時間の考え方が身につきます。
『投資家みたいに生きろ』
生活のためにだけ無自覚にお金を使うのは、いったんやめにしましょう。
少しづつで構いませんので、「応援する」という意識で財布からお金を取り出すようにしてください。
『投資家みたいに生きろ』
多くの人は4つの決断の軸を無意識に使いこなしています。
「損得」
「善悪」
「美醜」
「好き嫌い」
投資家は「損得」で投資先を選んでいるように見えるかもしれません。
私は過去、損得だけで決断をしていた時期がありました。
しかし、そのことで大失敗をしています。
『投資家みたいに生きろ』
では、損得勘定で失敗した藤野さんは何を大切にするのが良いと考えているのでしょうか?
それは、「好き嫌い」を大切にすればよい!
とのことです。

好き嫌いを大切にして「決断」していいなんて、気持ちが楽になりますね!!
今後、損得勘定はAIでもできるようになりそうです。
好き嫌いが、合理的で高度な決断軸になるとのもあり得るということです。
最終的には運が支配していることを理解しつつ、淡々と努力をし続ける必要があります。
『投資家みたいに生きろ』
成功しても失敗しても「しょせん運なのだから」と考えることができると、過度に奢ったり、落ち込んだりすることもないのかもしれません。
投資のリターンは何?
藤野さんは、投資には3つのリターンがあるとおっしゃっています。
✔ 目に見える資産
お金やプロジェクト
自分の時間や努力を会社に投資することでお給料を貰うこともリターンのひとつです。
✔ 目に見えない資産
スキル・健康・人間関係
✔ 明るい未来(利他の気持ち)
藤野さんが投資をする本当の目的は
「世の中を良くして明るい未来をつくること」
だと語っていらっしゃいます。
まとめ
この本では、「投資」の本質を深く探ったときに浮かんで見えたものを教えてもらったように思います。
藤野さんは、投資家が当たり前に考えている「思考」を手に入れ、日々の「習慣」を変えることが、「投資家みたいに生きる」ことだとおっしゃっています。

人生100時代の「投資」について、じっくり再考してみたいと思いました。
『投資家みたいに生きろ』の著者、藤野英人さんはレオス・キャピタルワークス株式会社の代表で、「ひふみ投信」のファンドマネージャ―です。
✔ 成長企業に投資
✔ 守りながら増やす
✔ 顔が見える運用
このような特徴のある投資信託等の資産運用会社です。
老後の資産形成を考え始めた方には、基本からお金の運用のことを学べる「ひふみアカデミー」も充実しています。
まずは、資産運用の第一歩を踏み出してみましょう。