人生100年時代」と言われる今、折り返し地点にいる50代。
子どもの独立や親の介護、仕事の変化など──
人生のステージが大きく変わる時期でもありますよね。
このタイミングで改めて考えたいのが、お金との付き合い方。

「老後に備えて貯める」だけでなく、
これからは「お金をどう循環させていくか」の視点が大切になりそうです。
私たちの世代は、働く期間が長くなる傾向にあります。
「貯めることが目標」の時代から「流れを設計する」時代へと変わりつつあります。
「老後2000万円足りない問題」が教えてくれたこと
2019年に話題になった「老後2000万円不足問題」。
あのニュースに不安を感じた方も多かったのではないでしょうか。
でも、あの数字は「退職後は収入がなく、あとは貯金を取り崩して生活する」という
古い前提で計算されたものでした。
つまり問題は、「お金が足りない」ことではなく、「お金の流れが止まる」こと。
これまでの記事〈働き方編〉でも書きましたが、今の50代は“働く期間が長くなる世代”でもあります。
だからこそ、老後資金の設計は、貯金を減らしていくよりも、
「お金が流れ続ける仕組み」を考えることが大切かもしれません。
図で見る:「貯蓄取り崩し型」と「キャッシュフロー型」の違い
老後のお金の流れを、「貯蓄取り崩し型」と「キャッシュフロー型」の対比でみてみましょう。

図を見てみると、左の「貯蓄取り崩し型」は、
退職金を受け取った後、貯蓄が急激に減っていく形です。
年金収入だけでは、支出をまかなえず残高が急激に減ってしまいます。
一方、右の「キャッシュフロー型」は、
年金に加えて、副業・投資・地域活動などの小さな収入がある状態です。
“入る→使う→また入る”という循環ができることで、貯蓄の減り方が緩やかになります。
退職後も細く長く“お金の流れ”を持つことが、これからの人生を安定させるポイントです。
キャッシュフローとは? お金を「回す」力
キャッシュフローとは?
キャッシュフロー(Cash Flow)とは、「一定期間におけるお金の出入り=お金の流れ」のこと。
つまり、“いくら持っているか”よりも、
“これからどう動かすか”を重視する考え方です。
例えば、60代以降もできる小さな仕事を持つことで、
「取り崩す不安」から「流れが続く安心」へと変わっていきます。
そして、何よりも──
自分で生み出した収入があることが、心の支えになります。

お金を回すことは、自分の可能性を回すことにも繋がりそうですね!

ライフプラン表で“お金の流れ”を見える化しよう
ライフプラン表という言葉、最近よく耳にしませんか?
これは簡単に言うと──
「これからの人生のお金の流れを“見える化”する表」です。
家計簿が「過去の記録」なら、ライフプラン表は「未来の設計図」です。
年ごとに「どんな収入が入り、どんな支出があるか」を整理し、将来のキャッシュフローを一目で確認できます。

ライフプラン表の利点は、
「不安を、数字で見通せる形にできる」ということ。
お金の不安の正体は、“見えないこと”。
将来のイベントや必要資金がわからないままでは、誰でも不安になります。
でも、ライフプラン表を作ると、
支出・収入・貯蓄の動きが数字として見えるようになります。
未来を完璧に予測するためではなく、
“見える形にして、行動の優先順位を決める”ためのツール。
だからこそ、一度作ってみることで、将来への視野が広がります。
まとめ:働き方が変わる、お金の考え方も変わる
これからの50代は、「働く期間が長くなる」ことを前提に、
人生の後半をどうデザインするかを考える時代です。
働き方が変わるなら、お金の考え方も変わって当然。
かつてのように「定年で収入が途絶え、貯蓄を取り崩す」だけではなく、
“お金を流し続ける仕組み”をつくることが、これからの安心につながります。
キャリアもお金も、自分の意思で流れを描ける──
そんな50代の生き方が、これからの新しいスタンダードになっていくのかもしれません。
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