人生100年時代の新基礎力

続かない家計簿から目的を達成する家計簿へ(準備編)

家計簿をつけ始めるきっかけはみなさんそれぞれですね。
また、思い立ったが吉日ですぐに始めることもできます。

しかし、せっかく意を決して始めた家計簿が途中で挫折してしまうことはありませんか?
そのような経験があると、続かないことで家計簿そのものに苦手感を持ってしまうことがあるかもしれません。

また、気が付くと家計簿をつけることが目的になっていることもありそうです。
せっかく時間をとって家計簿をつけているなら家計改善に役立てたいものです。

Haniko
Haniko

事前準備を整えることが、家計簿の成功の9割を占めているとも感じています。

まずは、家計簿をつける事前準備から始めましょう!

家計簿をつける「目的」と「期間」を決めましょう

みなさんが家計簿をつける目的は何でしょうか?
「家計の改善をしたいな」という漠然とした気持ちが湧いたからかもしれませんね。

しかし、なんとなく始めたことはなんとなく終わってしまうかもしれません。

「家計簿をつけて良かった!」という結果になるように、まずは家計簿をつける目的と期間決めてみましょう。

あなたの家計簿の目的は何ですか?


「家計の赤字体質を何とかしたい」
「もっと貯蓄金額を増やしたい」
という漠然とした目的よりは、下記のような具体的な目的を持ってみましょう。

 1年間で100万円を貯蓄をしたい

 使途不明金を明らかにして減らしたい

 どんな費目にいくら使っているのかを把握したい


家計簿を始める目的は、できれば具体的な方がいいです。
家計簿の表紙にしっかり書いておくのも忘れなくて良いかもしれません。

まずは、家計簿をつける目的をはっきりさせておきましょう。

Haniko
Haniko

家計簿をつけることで、何を達成したいのかを考えておくことが大切です。

家計簿はいつまで続けますか?

家計簿をつける前に「継続期間を決める」というのは、あまり意識されない部分だと思います。
しかしこれは、家計簿にまつわるストレスを減らして効果をあげることになります。

「せっかく意を決してはじめた家計簿だけど、なんとなく面倒になってやめてしまった。
家計改善までできたと思えないし、やっぱり私は何事も続かない性格なんだ・・・」

なんていう後悔を繰り返して、自己肯定感まで低くなっていませんか?
家計簿が続かなかったからといって落ち込まないでくださいね。


家計簿を終了する日を決めてしまえば、先が見えますので「そこまでは続けよう」と頑張れそうではありませんか?
ちゃんと続けられたら達成感を持てますし、はじめの目的が達成できたかを振り返る余裕もでますよ。

Haniko
Haniko

私もこれまでに何度も家計簿に挑戦してきましたが、不完全燃焼となってしまった経験がたくさんあります。私なりに試行錯誤してたどり着いた手法をご紹介しています(笑)


家計簿をつける期間は、極端に言うと1週間でも良いと思っています。
1週間の支出がある程度ルーティンなら、その期間の支出の把握だけでも見えてくるものがあるかもしれません。

1週間だけ、1か月だけと決めて、その終了日が来たら再スタートするか考えればよいですね。
結果的に数か月、1年間と継続できるかもしれません。

家計簿をつける準備をしましょう

よーし、家計簿をつけるぞ!
と、思い立ったが吉日で市販の家計簿を探し始める方がいらっしゃるかと思いますが・・・。
ちょっと、待ってくださいね!
市販の家計簿が必ずしもあなたにピッタリとは限らないのです。
自分の目的に合ってないものを使っていると、途中であれ何してるんだっけ?となるかもしれません。

家計簿をつける事前準備をしてから、毎日使う家計簿を選びましょう。

自分の頭で考えた費目に絞りましょう

市販の家計簿はそれぞれ工夫を凝らした仕様になっています。
利用者が使いやすいようにと、費目(食費・消耗品費など)がはじめから設定されているものも多いですね。
しかし、この仕様が自分に合っているかは疑問視しましょう。
車を所有してないのに「車費用」という欄があったら、なんとなく鬱陶しく感じるでしょう。

Haniko
Haniko

与えられた費目に合わせて家計簿をつけるのではなく、始めに自分の支出を思い描きながら自分の頭で「私に必要十分な費目」を書き出してみましょう。


例えば、「食費」という大項目だけあればいい人と、その内訳に「外食費」と「お酒」の項目が欲しい人もいるでしょう。
(内訳が欲しい人は、外食費とお酒代が気になっていてそこを把握したい人ですね)

「ココが気になる!」という費目は大項目だけではなく内訳を入れてもいいですね。
そこまで気になっていない費目は大項目のみでシンプルな振り分けにしましょう。

「費目が思いつかないな~」という方はこちらを参考にして下さいね

貯蓄できる人の家計簿は項目費目に工夫あり

毎日つかう家計簿を決めましょう

家計簿の費目は決まりましたか?

市販の家計簿を使うなら、自分の決めた費目が設定できてデザインも毎日手に取りたい素敵なものが見つかれば嬉しいですね。

でも、もしどの家計簿をみてもしっくりこないとなると、自分で家計簿を作った方が良いかもしれません。

・ノートに手書きで記録した方がやりやすいな。
・パソコンを使うことが多いのでエクセルを使おう。
・家計簿アプリでちょうど良いのを見つけた。

自分の生活スタイルや性格なども考えて、飽きない媒体を選んでくださいね。

Haniko
Haniko

毎日の記録は手帳に記録して、1か月の集計は時間を取ってエクセルにまとめるスタイルが、私流です!
(*´ω`)

とりかかりまで10秒以内の工夫をしましょう

せっかく志を持って始めた家計簿が頓挫してしまう原因のひとつに「取り掛かるまでが面倒でやらなくなってしまう」というものがあります。

エクセルで立派な家計簿を作っても、そもそもパソコンを開けている時間が少ない生活スタイルならどうなると思いますか?

『パソコンを棚からテーブルに移動させて、パソコンのカバーを開けて、電源を入れて、エクセルのアプリを立ち上げて、その中から「家計簿」を選択して、今日の入力欄にまでスクロールする・・・、
そして、カバンから財布を出して、財布からレシートを抜き出して・・・。』

家計簿をつけるのにこんなにたくさんの過程があると、数日で面倒くさいと感じるようになりそうですね。

家計簿をつけることに意識が向いてから取り掛かるまでの行程を、できるだけ短い時間(10秒以内)でできるように工夫をしましょう。

ノート式の家計簿なら「家計簿・ペン・レシート」が一緒にまとまっている状態を作っておく、などです。

Haniko
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また、家計簿をつけるタイミングも生活リズムの中に溶け込む工夫をしてみましょう。

例えば、寝る前の歯みがきと家計簿をセットにします。
「歯みがきをしたら家計簿をつける」という行動を意識して数日繰り返します。
歯みがきの後は家計簿に取り掛かるという習慣をつくるのです。

毎日行っている習慣に新しい習慣を結び付けると、新しい習慣が楽に取り組めるようになります。

まとめとアクションプラン

家計簿を始める事前準備についてお伝えしてきました。
目的を明確にして継続の環境を整えることで、家計簿を続けることが楽になりますし、家計改善の成功にもつながります。

家計簿を始める準備を5つのステップにまとめました。

STEP.1
目的を決める
STEP.2
期間を決める
STEP.3
費目を決める
STEP.4
記録スタイルを決める
STEP.5
時短でできる工夫
Haniko
Haniko

事前準備ができたら、いよいよ家計簿に取り組みましょう。
実際にやってみると改良したい部分がどんどん出てくると思います。
臨機応変に改良していくことで、より自分にあった家計簿ライフができると思います!

私が家計簿について考えたときに参考にした本をご紹介します。
林總さんの書かれた『正しい家計簿』です。


さて、家計簿をつけるこころの準備ができたら具体的に取り組みたいですね!
こちらの記事を参考にして家計簿の中身を考えましょう。

貯蓄できる人の家計簿は項目費目に工夫あり 貯蓄計画はライフプランに合わせましょう