人生100年時代の新基礎力

セルフプロデュースには自己紹介をアップデートしてみましょう

仕事上では、初対面の相手に名刺交換をしながら名乗り合うことはよくありますね。
会社名と役職名を伝えて、会社の一員としての自己紹介をすることは慣れているのではないでしょうか。

しかし、これからはコミュニティーへの参加や副業などで、個人を表現する自己紹介の機会が増えてがくるかもしれません。

では、どんな方法で自己紹介をすればいいのかを考えてみましょう。

自己紹介は何が目的なのでしょうか?

そもそも、自己紹介とはどんな時に行うのでしょう?
はじめて会った人とお互いのことを知ろうとした場面ですね。

Haniko
Haniko

自己紹介の目的のひとつは「ゆるい人脈をつくるため」だと思います。

これからの時代は、会社以外の場で自己実現を目指すことも視野に入ると思います。
そのためにコミュニティーに属したり、副業や個人事業を始めたりすることもあるでしょう。

自分のめざす目標に向かうために、新しい人脈が必要になることがあります。
このような場合の自己紹介の目的はふたつあると思います。


 自分自身と目標(課題)を明確に伝えること

 目標を達成するための援助を求めること



今すぐに相手とコラボレーションする必要性がなくても、自分ができることや得意なこと、これから目指している方向性を伝えておくことは大切です。

例えば、独立起業しようとしたときに、いつも身近にいる人よりもゆるい人脈で繋がっている人に相談した方が必要なリソースをもらえたと言う人は多いです。

自己紹介には未来・過去・現在の自分の姿を含む

自己紹介というと、過去の実績や経験をまとめて相手に伝えると思いがちです。

ここで相手の立場になってみましょう。
このような自己紹介をされたときにどう思いますか?


 「私は今までに仕事でこのような専門知識を身につけました。大規模なプロジェクトも立ち上げ成功させています。どうぞよろしくお願いします。」

なにかすごい実績がある人なんだな。
でも、人となりがわからないので今後付き合っていくかはまだわからないな。

過去の実績や経験だけを聞いても、これから先の付き合い方を想像できないため、このような感想になりそうですね。


では、自分の将来と現在を含めた自己紹介だとどうでしょうか。


 「私は今までの仕事の経験を活かして人材育成の事業を始めたいと思っています。それは自分が新米社会人の頃に仕事を通じて成長できる機会があり、いつか若い人へ向けて恩返ししたいと思っていたからです。今は、自分でコミュニケーションプログラムを作成している最中で、実用する機会を探しています。
どうぞよろしくお願いします。」

このような自己紹介を聞いたら、相手の人となりがわかり親しみが持てる気がしますね。
また、なにか協力できる部分がないかなど考えてしまうかもしれません。

Haniko
Haniko

この自己紹介に入っている要素はふたつあります。

自分の未来と過去と現在について語られています。
自分の感情を含めた表現になっています。


相手とのこれからの繋がりを大切にしたいと思う自己紹介なら、過去の実績だけではなく、自分の目標とするところや今現在の状況なども伝えるようにしてみましょう。

人生の棚卸しは「Can・Will・Mission」の3つのステップで考えてみましょう

まとめ

人生100年時代には会社の名刺で自分を表す場合と、プライベートな自己紹介が半分半分くらいになるのでしょうか。

名刺は会社が作ってくれて配布してくれるものと思い込んでいませんか?

自分の屋号を自分で決めてプライベートの名刺を持ってみるのはどうでしょう?

自分の自己紹介を考えることは、セルフプロデュースの良い機会になりそうですね。

Haniko
Haniko

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