人生100年時代の新基礎力

人生の棚卸しは「Can・Will・Mission」の3つのステップで考えてみましょう

世の中では、あれよあれよという間に「人生100年時代」が共通言語になりましたね。

「60歳で会社を定年退職しのんびり老後を過ごす」というレールで終着駅まで行ける人はもう少数派でしょう。
これからの世代は働き方から人生の時間の過ごし方まで、分岐点ごとに次の人生のステージに想いを馳せることが必要になりそうです。

では人生の節目の棚卸しでは、何から始めればよいでしょう?
私なりに「自分の棚卸し」のやり方について3つのステップで考えてみました。

1.「Can」 できること

まずは、自分にできることの棚卸しです。
できることの棚卸しは2つのアプローチがあると思います。

 ひとつは、自分で認識できること

例えば、持っている資格でできることや長年の経験則で身につけたスキルなどです。

 もうひとつは、人から教えてもらうこと

これは、周りの人から頼まれたことや認められたことを思い出してみると良いと思います。

例えば・・
社内の研修講師を任された。
チームリーダーへの推薦・昇格。
文章の寄稿を依頼された。

人前で話すのは苦手、管理職なんて無理などと自分では思っていても、周りの人たちからは「この人ならできる」と思われたから具体的に頼まれるのでしょう。

経験を伝えるスキル。
人をまとめるスキル。
わかりやすい文章を書くスキル。

周りの人から意外なところを褒めてもらえた時は、自分のできることを客観的に教えてもらえている機会かもしれません。

Haniko
Haniko

「Can」できることの棚卸しは、他の人の目から見た部分も取り入れましょう

2.「Will」 やりたいこと

自分のできることの棚卸しをしたら、次のステージについて考えましょう。
これからやりたいことや新たに始めたいことを並べてみるのも楽しそうですね。

この「Will」の部分は年齢が高くなればなるほど、じっくりと考えた方がよいと私は考えています。
というのも、20代の人ならやりたいことをたくさん並べても残りの人生の時間の長さからすると、いつか取り組める時期が来るでしょう。

もし50代の人なら、人間の健康寿命も考えると優先順位を付けたり取捨選択をした方が、やりたいことに集中できると思います。

「Will」やりたいことは、この3テーマに分けて考えてみてください。

 今までの延長としてやりたいこと
 新たにチャレンジしてみたいこと
 憧れ

この中から、やらないことで将来後悔しそうなことは何だろう?
選択したことに時間を使ったことで将来が楽しくなるかな?
と考えてみます。

私の場合「憧れ」に挙げたことは、やりたいことの選択枠から外しました。
「すごいな~、私もあんなことができたらいいな~。でも見ているだけ聴いているだけでも十分だな~」
(*´ω`)

Haniko
Haniko

ちょっとやってみたい憧れはあるものの、自分がやるよりも人がやっているのを見て満足している分野はそのスタイルで楽しむことにしました。!

3.「Mission」 やった方が良いと思うこと


これは、自分ができること(Can)の還元として、自分以外や社会に向けて何かできることがないかと考えてみることです。

仕事での経験や人生での体験が増えると、あなたの経験をアウトプットすることを周りから期待されていることが十分に考えられます。
具体的に依頼がなくても、潜在的に求めらていることがあるかもしれません。

自分の性格や本意からすると面倒に感じることでも、誰かの役に立つことや喜んでもらえることになりそうなら、それが自分のMissionだと捉えてみましょう。


「Mission」が「Can」と「Will」に支えられている部分であると、自分自身も周りの人も幸せになりそうですね。

Haniko
Haniko

Missionを視野に入れて行動を起こすと人生が楽しくなると思うのです。
なぜなら、周りの人のニーズを満たすことで喜んでもらえるうえに自己効力感も高まると思うからです。