「お給料は会社が決めるもの」
長いあいだ、そう思い込んでいませんでしたか?

「これからはお給料は自分で決めていいよ」と言われたら、信じられますか?
これは、単にフリーランスになるとか独立する、という話ではありません。
本来、自分の時間やエネルギーを、どこに・どんな形で使うかを選べるということ。
50代の今だからこそ、これまでの常識を見直すタイミングが来ているのかもしれません。
会社に決められる働き方に違和感を覚えたとき
私がこの考え方に出会ったのは、会社員時代。
お給料が下がり、「努力しても報われない」と感じていた頃でした。
そんなときに出会ったのが、神田昌典さんの『非常識な成功法則』という一冊。
そこに書かれていた言葉は、
「収入や働き方は、自分で選べる」
この一文に、当時の私はたいへん衝撃を受けました。
それまで私は
「どうすれば会社に評価されるか」
「どう上司の期待に応えるか」
と、“他人の基準”の中で働いていました。

でも、この言葉がきっかけで、
「自分で働き方を設計する」発想に少しずつ切り替わっていったのです。
「やりたいこと」より先に「やりたくないこと」を決める
この本で印象的だったのは、目標を立てる前に
「やりたくないこと」を書き出すというワーク。
たとえば、
- 毎日、同じルーティンを繰り返すこと
- 気持ちが合わない人間関係で疲弊すること
- 上司からの非効率な指示に従うこと
こうした「もうやめたいこと」をはっきりさせると、
自然と「自分が本当に望んでいる働き方」が見えてきます。
50代のキャリア再設計に大切なのは、足し算よりも引き算。
無理をやめて、心地よく働ける環境を選ぶことが、
“自分でお給料を決める”第一歩になるのです。
もちろん、「楽をすればお金が入る」という意味ではありません。
無理を手放すというのは、自分をすり減らす働き方をやめるということ。

心地よく働ける環境とは、
自分の強みを活かせて、誰かに価値を届けられる場所のことです。
我慢や犠牲の上に成り立つ仕事は、長続きしません。
一方で、自分が自然体で力を発揮できる環境では、
その価値が認められ、結果として収入もついてくるものです。
紙に書くことで、理想の未来にアンテナが立つ
次に試してみてほしいのが、「理想の自分」を紙に書くこと。
- どんな仕事をしている?
- 誰と関わっている?
- どんな一日を過ごしている?
たとえ現実とは遠くても、書き出すことで脳が動き出します。
無意識のうちに、その理想を実現するための情報や人に出会いやすくなるのです。

私自身も、この“書き出すワーク”を実践してから、
気持ちが自由になり、時間が経過してからですが、新しい仕事のチャンスが舞い込み始めました。
意識が変わることで、行動が変わっていたのかもしれません。
夢を現実に変える「SMARTの原則」
理想を描くだけでは終わりません。
現実に行動を起こすためには、「SMARTの原則」で計画することが大切です。
- S(Specific)具体的に
- M(Measurable)測定可能に
- A(Agreed upon)納得できる目標を
- R(Realistic)現実的に
- T(Timely)期限を明確に
「3か月以内に、自分の経験を活かしたサービスを1つ形にする」
――そんな小さなゴールを決めるだけでも、現実は動き始めます。
経験を武器に、“選べる働き方”へ
50代は、これまで積み上げてきた経験や人脈が大きな財産です。
それを活かして、自分の基準で働き方を選ぶことが可能です。
『非常識な成功法則』が教えてくれたのは、
「成功=大きな成果を出すこと」ではなく、
“自分が納得できる生き方”を実現すること。

「お給料」とは、自分が提供した価値が、お金に変換されて戻ってくること。
会社のルール上の「お給料」を疑う目を持ってみること。
あなた自身が選ぶ働き方によって、その価値を再定義できる時代になっています。
まとめ
「お給料は会社が決めるもの」から、
「お給料は自分で決めるもの」へ。
常識を少し手放して、自分の価値を自分で認める。
その一歩が、これからの人生を大きく変えていきます。
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