就職活動や転職を検討している方は、自身のキャリアプランを考える節目の時間を過ごしているのではないでしょうか?
自分の棚卸に取り組み、自分に合った業種の選択を重ねてつくったキャリアプランができると、
「キャリアプランどおりに事を進めたい!」
と気負ってしまうこともあるかもしれません。
もし、描いたキャリアプランの通りに物事が進まないと、だんだんと窮屈な心もちになることもあるかもしれません。
もしそのように感じた時には、少し休憩してこんな本を手に取っても良いかと思いました。
『その幸運は偶然ではないんです!』
J.D.クランボルツ著
キャリアの選択の中で「行動から生まれた偶然がもたらした幸運」の事例がたくさん紹介されている本です。
この本の紹介文には、次のようなコメントがあります。
「普通の人たち」がどうチャンスをものにし、自分自身の成功物語を構築していけるのか、実はそれこそがこの本が目指したところなのです。
『その幸運は偶然ではないんです!』
成功者の人生ストーリーを聞いていると、
「偶然の出会いやハプニングのような出来事が起点になり現在のキャリアの成功につながっている」
などという、ドリームストーリーが語られていて自分とは別世界だと感じてしまいます。
そんな「自分の人生を変えるような素敵な出会い」や「天職にめぐり合うようなハプニング」は、一部の人にしか訪れない幸運なのでしょうか??
いえいえ、その幸運は誰にでも訪れるようです!!
では、幸運をつかむための秘訣とは何でしょうか?
この本の中から、私が心に残った秘策を3つほど抜き出してみました。
(^-^)
・行動することで偶然が起こる
・人との出会いを大切にする
・オープンマインドで選択肢をみる
そして「ふと自分自身はどうだったんだろう?」と、恥ずかしながら自分のここまでのキャリア選択を振り返ってみました。
・はじめての就職は、サークルの先輩に誘われたものでした。
・子育てがひと段落したときの再就職先は、ネットサーフィンの時にたまたま目についた新しいタイプの仕事でした。
・本を出版したいと思った時は自分からメールを送りました。
誘われたら断れない性格から興味のなかった業種で就職先を決めてましたね。
どうしてもチャレンジしたいことには、自分から行動を起こしたこともあります。
いまの自分の仕事は30年前に計画したキャリアプランと偶然の入り混じったものになっていると感じています。
もともとは資格を活かした仕事に就きたいと思っていたので、キャリアプランとしてはある時期にまとまった時間をつくって資格試験を受けました。
でも、その後の就職は子育のため自宅に近い職場しか選択肢がなかったためオープンマインドで職場を選ぶことになりましたが、ここでの仕事が今の仕事の起点になっています。
(^-^)
偶然の出来事や出会いが自分にとって幸運だったかどうかは、後からしか答え合わせができないものにはなるでしょう。
もしいま、キャリアプランをがっちり立てるのに大きなプレッシャーを感じているなら、
「先々に起こるはずの偶然も活かすことはできる!」
という気持ちを持ってみるのも良いと思います!