テレビを見てはコマーシャルが、街角の宝くじ売り場からの呼び込みが・・・私たちの欲望をくすぐります。
そうです!つい気になってしまうのが、一獲千金の宝くじですね!
「宝くじ1等が当たったら何買おうかな~?会社辞めちゃおうかな~。」
なんて「取らぬ狸の皮算用」を、私も何度したことでしょう(笑)。
夢はあれども、宝くじの高額当選の確立は驚くべき低さです(泣)・・。
宝くじに頼らないお金の増やし方も身につけたいですね。
目次
お金を効果的に増やす複利運用
お金を効率よく増やすために大切な「利回り」と「利息の運用方法」について整理しましょう。
「貯金はしているけど、お金が利息で増えるイメージがわかない」
銀行の普通預金口座にお金が貯まっていても、利息額をみてがっかりした経験がありませんか?
お金を預けていると利回りによって、受け取れる利息の多さが決まります。
利回りが高いと、利息は多くなります。
利回りが低いと、利息は少ないです。
お金を効率的に増す第一段階としては、少しでも利回りが高く利息がたくさんもらえる方法を選びたいですね。
お金を増やすにはお金が増える率が高いこと、つまり「利回りが高いこと」ほど効果的です。
「複利運用」と「単利運用」の違いを簡単に説明すると、利息で増えたお金を「これから先のお金を増やす戦略に活用するか?」あるいは「活用しないのか?」の違いだと思ってください。
「複利と単利」という、少し難しい用語が出てきましたので、具体的なたとえ話でお伝えします。
【質問です】
100万円のお金を預けると、1年後に5万円の利息が手に入るとします。
(これは「利回りが5%」ということです)
さて、みなさんならこの5万円の使い道はどのようにしますか?
Aさん 「5万円はあぶく銭だから、欲しかったゲームを買っちゃおう!来年も100万円の貯金は継続して、また5万円の利息をもらえるようにしよう!」
Bさん 「この5万円は使わないで貯金に回そう!来年は105万円を元本にまたお金を増やすぞ!」
AさんとBさんはそれぞれ自分のやり方でお金を扱っています。
良い悪いはありませんが、「運用方法」という観点から見ると大きく違うのです。
✔ Aさんは、お金を「単利運用」しています。
✔ Bさんは、お金を「複利運用」しています。
図解で詳しく見て見ましょう。
Aさんは、運用で増えたお金でゲームを買うのを楽しみにしています。
単利運用なら、利息部分のお金をその都度使えるのがメリットです。
もし、Aさんがゲームを買わずに利息分を現金のまま10年間貯めていたら、利息総額は50万円になりますね。
(年利息5万円×10年間=50万円)
10年後、元本と利息合計は
1,500,000円です。
Bさんは、利息で増えたお金をすぐに使わず、元本の100万円に繰り入れました。
2年目の運用元本は105万円となります。
元本が増えると、その分利息も増えます。
始めは少しの差にしか見えませんが、これを繰り返していくと元本が毎年増えて、それにつられて利息も増えます。
これが複利運用の効果です。
上の図の場合、10年目にどのくらいお金が増えているか気になりますね。
上記図の棒グラフの10年後は・・・
元本部分(青)・・・およそ1,551,000円。
利息部分(赤)・・・およそ78,000円。
・元本と利息合計は、およそ1,629,000円です。
(参考:単利運用の時は、1,500,000円)
「複利効果は人類最大の発明だ」と名言を残したのは、かの有名なアインシュタインです。
「知っている人は複利で稼いでいる」という意味です。
複利運用の積み立てシミュレーションが体験できます
「まとまった資金がないと複利運用ができないのかな?」
というと、そんなことはありません。
毎月こつこつお金を積み立てながら、それを複利運用することはできます。
利息分を元本に再投入する原則を守ればよいのです。
金利が高いほど、積み立て年数が長いほど、複利運用の効果は放物線状で右肩上がりになります。
おとなの学び直しキャンパスでは、積み立てシミュレーションを用意しています。自由に数字を入力して、複利運用の効果を体験してください。
このサイト内の、積み立てシミュレーションの入力画面をご紹介します。
・毎月積立額
・利回り
・積み立て期間
の3つを入力したら、計算をクリック!
グラフ表示で、お金の増え方も見えますよ。
すぐ下のリンクをクリックして、積み立てシミュレーションを体験してみてね!
まとめ
「宝くじ、当たりた~い!」
という素直な気持ちは、まとまったお金を「短期間」で手に入れたいという心理だと思います。
しかし、堅実にお金を増やすには実は時間をかけること=「長期間でお金を熟成させること」が有効な手段になります。
① 金利(利回り)が高い方がお金が増える。
② 増額分(利息)を元本に再投資する。
③ 時間をかけるほど(長期間)増加率が高くなる。
アクションプラン
お金の複利運用の効果(どのくらいお金が増えるか)は、頭で考えても理解しにくいと思います。
この計算には複雑な計算式を使うので、計算シミュレーションを利用することをお勧めします。
毎月いくらを、
どのくらいの金利で、
何年積み立てを継続したら、
手元のお金がいくらに増えるのか?
ここでのアクションプランは、まずは手を動かしてシミュレーションを体験していただくことです。
将来いくらお金を貯めたいかなどは漠然な目標でも良いので、ご自身で数字を入力することで「お金の増え方」を実感してください。
シミュレーションのを利用するときのポイントについて
積み立てシミュレーションでは、「金利の高低」で複利効果(お金が増える率)がずいぶん変わることを体感してみてください。
また、同金利でも「積立期間」を伸ばすことでお金が増える効果が上がりますので、積立期間も数字を変えてみると面白いですよ。
「お金の長期間投資」や「運用の利回りを上げるための分散投資」については、こちらの記事も参考にして下さいね。