初対面の場で、
「何を話せばいいかわからない・・」
「肩書きがないと不安・・」
そんな気持ちを抱く方は多いのではないでしょうか。
会社では名刺を差し出して、社名と役職を伝えれば自己紹介が成立していました。

けれど、人生100年時代。副業や学びの場、地域コミュニティなど、
「個人としての自分」をどう語るかが求められる場面が増えています。
今日は、そんな“肩書きのない自分”をどう話せばいいのか、
そして自己紹介をどう磨いていけばいいのかを一緒に考えてみましょう。
個人としての自己紹介が増えるこれから
副業やコミュニティ、学び直しの場など、
新しい出会いが生まれる場所では“会社の肩書き”ではなく“自分”が主役です。
たとえば、趣味の集まりで「会社員の〇〇です」だけで終わらせるより、
「休日は〇〇の勉強をしていて、将来的にはこんなことを形にしてみたいんです」
と話したほうが、相手の印象に残ります。
少し勇気を出して、「今、興味があること」「これからやってみたいこと」を言葉にしてみましょう。
それだけで、あなたの自己紹介はぐっと魅力的になります。

自己紹介って、そもそも何のため?
自己紹介は、単に自分を知ってもらうためのものではありません。
私が思うに、その目的は大きく2つあります。
自分自身と目標(課題)を明確に伝えること
目標を達成するための援助を求めること
“ゆるいつながり”の中から、新しいチャンスが生まれることがあります。

独立や転職を考えたとき、近しい友人よりも、
少し距離のある知人がきっかけになった、そんな話も少なくありません。
自己紹介のビフォーアフターで考える
では、印象に残る自己紹介とはどんなものでしょうか。
よくある「ビフォー」と「アフター」を比べてみましょう。
Before
「私は営業職として10年間、顧客対応を担当してきました。プロジェクト管理やチームリーダーも経験しています。どうぞよろしくお願いします。」
しっかりしている印象ですが、“いまの自分”や“これから”が見えにくいですね。
聞き手からすると、「すごいけど、どんな人なんだろう?」と感じるかもしれません。
After
「営業職として10年働く中で、人の成長に関わる喜びを感じ、最近は社内で後輩の育成にも力を入れています。
将来的には研修や教育の分野にもチャレンジしたいと思っているんです。」
こちらは、“過去・現在・未来”がつながって見えます。

人となりが伝わり、「応援したい」「話してみたい」と思ってもらえる自己紹介になります。
自己紹介は「未来を語る時間」
過去の実績だけでなく、今の思いやこれからの方向性を話すことで、
自己紹介が単なる“経歴紹介”から、“共感を生むストーリー”に変わります。
未来を語ることは、相手とのこれからのつながりを描くこと。
自分を見つめ直す良いきっかけにもなります。
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自然と自己紹介の言葉もアップデートされていきます。
自分のことをどう伝えたいかを考える時間は、まさにセルフプロデュースそのもの。
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