『貯蓄から投資へ』
将来のお金のことを考えるときに、このような声をよく耳にするようになりました。
「何か運用を始めたほうが良さそうだな・・」
と思っていても、何から手を付けていいのわからない人も多いかもしれません。
初めての運用には「つみたてNISA」がお勧めだと聞きました。
それはどうやって始めるのですか?
それから「つみたてNISA」が良い理由も知りたいと思っています。
チアキさん、お金を貯めながら運用も始めたいと考えているのですね!
お金の運用は早く始めて時間をかけるほど有利になります。
「つみたてNISA」お勧めの理由と、始めるまでの手順をお伝えしますね。
目次
「つみたてNISA」の運用に向いているのはどんな人?
はじめに「つみたてNISA」の特徴をお伝えしたいと思います。
ここでは、どんな人が「つみたてNISA」に向いているのかを挙げてみます。
特徴を知って自分の考えに合っているかを確かめてみてね。
もしあなたがこのように考えているなら、じっくり時間をかけてコツコツお金を積み立てるやり方がぴったりです。
「つみたてNISA」は、投資の3原則ともいわれる「長期運用」「積み立て」「分散投資」を取り入れ、安定的に将来の貯蓄を形成する目的でスタートした国の施策です。
この3原則を実行できるしくみがあるため、運用リスクを少なくできます。
預けたお金が急激に増えたり減ったりする可能性が少ないため、安定した運用で堅実にお金を貯めたい人に向いていると言えます。
「つみたてNISA」は投資の初心者に、手軽に運用資産をつくることを後押ししている国のしくみなのです。
「つみたてNISA」を始めるということは、つまり投資信託を購入するということです。
株や投資信託を自分で購入するとなると、ある程度勉強が必要だと思われます。
「つみたてNISA」は、数多い投資信託の中から金融庁が長期運用に向いた投資信託をいくつかピックアップしてくれています。
みなさんは、厳選された投資信託の中から選ぶことができるので安心です。
このようなところも初心者としては嬉しいところです。
投資信託は運用のプロがあなたに代わってお金を運用してくれるので、毎日預けたお金に気を取られる事もありません。
「つみたてNISA」は、少額の資金でつみたて投資を始めたい人向きです。
手元にまとまったお金がなくても、毎月の収入などから一定額を決めて投資に回すことができます。
金融機関によっては、最低積立金額が100円から設定できます。
「いつか貯金ができるようになってから・・」
と運用を後回しにせずに、まず始めてみることで投資の経験を積むことができます。
自分のお金を運用で増やした場合、その利益に対しては税金がかかります。
また、運用をプロに任せたときにはそのプロに支払う手数料も発生するものです。
自分のお金を運用するのに、できればこのような税金や手数料は極力少ない方が嬉しいですね。
「つみたてNISA」の最大の特徴は、税金がかからない非課税制度にあると言えます。
また、「つみたてNISA」に選ばれている投資信託は、そもそも「みなさんが負担する手数料が安いこと」が重要視されています。
細かい部分ではありますが、税金がかからないことや手数料が安いことは運用期間が長くなるとお金の増え方に大きな差として現れるものです。
つみたてNISAを始めるまでの流れ
いよいよつみたてNISAを始めてみましょう!
始めるまでの手順を5つのステップでざっと理解してください。
詳細は後に記載します。
5つのステップに沿って、進んでいきましょう!
STEP.1 つみたてNISAの口座をどこにするか決めましょう
口座と言えば、給与振り込みの銀行口座しか思いつかないです。
つみたてNISAを始める最初の一歩は「どの金融機関で、つみたてNISA専用の証券口座をつくるのか?」を決めることです。
銀行や証券会社で「つみたてNISA」の口座開設ができます。
ただし、金融機関によって、つみたてNISAで扱う商品(投資信託)数が違います。
ですので、はじめにどの金融機関を利用するのかを考えることは大切です。
たくさんある投資信託の中から、私のような初心者でも始めやすいように「つみたてNISA」はよりすぐられているのですね。
私はたくさんの商品から選べる金融機関で口座を開設しようと思います。
私のおすすめはネット系の金融機関ですね。
口座開設から買い付けなどが、すべてインターネットで行えるのは便利です。
「つみたてNISA」の取り扱い商品の数が多いという理由で『SBI証券』は人気があります。
STEP.2 つみたてNISAの口座を開設します
つみたてNISAを始める金融機関が決まったら、実際に口座を開設しましょう。
先に紹介した『SBI証券』へのリンクです。
「口座開設」のボタンがわかりやすく設置されていますので、そこから口座開設へと進みます。
「一般NISA」と「つみたてNISA」を選択する場面があるときには、コツコツ積み立て投資が目的なので「つみたてNISA」の方を選びましょう。
STEP.3 つみたてNISAの口座に入金をします
口座が開設できれば、次はその口座に入金が必要です。
ここに入金したお金から商品(投資信託)を買い付けるのです。
みなさんの普段使っている銀行口座から引き落としサービスを利用して商品の買い付けができる金融機関もあります。
『SBI証券』を選ぶのなら銀行口座(NEO BANK ・住信SBIネット銀行)もそろえて作っておくのもお勧めです。
同系列の金融機関なら、銀行口座と証券口座のお金のやり取りが便利になりますよ!
STEP.4 いよいよ商品(投資信託)を選びます
口座を開設して入金も済ませて、準備は完了しました!
いよいよ初めての投資なのですが・・、商品がたくさんありすぎてどれを選べばいいのかわかりません。
お勧めの商品ってありますか?
初めて商品を選ぶとなると、ファンド(=投資信託)の名前を眺めているだけで難しいと感じてしまうかもしれませんね。
選び方のコツをお伝えしますね。
✔ プロにお勧めを教えてもらう
つみたてNISAに関する最新のムック本などで、プロがお勧めしている商品を検討してみましょう。
複数人のプロが同じ商品を勧めていれば、現在のイチオシ商品である可能性が高いですね。
✔ 金融機関のランキングからまずは選んでみる
口座開設した金融機関でつみたてNISAを選ぼうとすると、みなさんが選びやすいように最新の商品のランキングが表示されていると思います。
まずは、これを目安に初めの一歩を進めてみても良いと思います。
はじめはファンド名を見ただけで難しく感じるかもしれませんが、複数の情報元からお勧めや人気のある商品情報を集めてみましょう。
この時間もお金の勉強になります。
Hanikoさんのお勧めはどんな商品ですか?
私は、個人では手の届かない商品を選ぶようにしています。
世界の株式に投資する商品(ファンド)を中心に選んでいます。
STEP.5 積み立て額を決めます
どの商品にするか決まったら、最後は「どのくらいの金額を積み立てるのか」を決めましょう。
私は毎月1万円の金額で積み立てを始めたいと思っています。
つみたてNISAは途中で積立金額を変更することもできます。
まずは、無理のない範囲で積み立て金額を決めてくださいね。
金融機関によっては最低100円からでもつみたてできるところもあります。
しかし、運用実績を実感するためにもある程度の金額(数千円以上)で始めることをお勧めします。
積み立て金額の上限は、非課税限度額の年間40万円までと覚えておくと良いです!
まとめ
つみたてNISAを始めるメリットは、大きく2つあると考えています。
✔ こつこつお金を貯める習慣を身に着けること
✔ 積み立てを継続することで運用益を積み上げること
ですので、始めたら継続すること。
「運用で元本が少し増えたから」「短期的に元本が割れてしまったから」といって、すぐに引き出さないこと。
このルールを守って、つみたてNISAを続けてみてくださいね。
みなさんには、10年~20年後に自分の運用した結果をみて欲しいのです。
「投資とは、運用とは、こういうことだったんだ!」
と、自分のお金で実感を持ってもらいたいと思っています。
まずは自分のできる範囲で実行することからスタートしてみてくださいね!