人生100年時代の新基礎力

節約生活の我慢ストレスとさよならしたい人必見!買わない選択が自然にできるコツ

世の中にはたくさんの人が考案された節約術がありますね。
”固定費の削減”
”お買い得なスーパーやネットショッピングの利用法”
などなど。

私も専業主婦の時は、この手の情報に飛びつき家計改善のために節約しようと張り切っていました。
しかし、その意気込みは長く続かず、悪い時にはにリバウンドして急にアレコレと買い物してしまう時期がありました・・。

「ガマンの節約術は私には無理そうだ。この状況をどうやって変えることができるのだろう?」

今回は、私が試行錯誤してみて効果があったやり方や、節約に欠かせない心の持ち方についてお伝えしたいと思います。

欲しいけどガマン・・はストレスが増幅するだけ

節約がストレスになっている方は、自分にこんな言葉がけをしていませんか?

「欲しくて買いたいけれど、節約すると決めたのだから買わない!」

この言葉は自分の行動をストップさせるために自分に言い聞かせているのかもしれません。
しかし、あなたの脳はこの言葉をこんな風に受け取っているのです。

欲しくて買いたい・・・・・・・・・!」

あれ?自分を自制する後半の言葉が無くなっているじゃない!
と気づかれましたか?

Haniko
Haniko

言葉がけの後半は「~しない」という否定ですね。
脳は後半の否定語は受け入れていないのです。

脳は「買いたい」というあなたの欲求を満たそうと、それを買う理由や方法を探し始めます。

例えば、「落書きするな!」と書かれた公衆トイレに落書きが増えていくのを見たことがあるかもしれません。
「・・・するな!」の否定語は脳はスルーしますので、落書き!落書き!と頭に残り、なんとなく落書きしたくなってしまうのです。

最近の公衆トイレには「きれいに使っていただきありがとうございます」と張り紙がされていることが多いですね。
トイレを利用した人には「きれいに使う」という意図が伝わります。


話を戻して、節約時に自分に言い聞かせるフレーズを考えてみましょう。
まず、「欲しい・買いたい」がファーストワードになるのは危険そうですね。
(^_^;)

「欲しい」という反射的な衝動を「すてき」という感情で表してみるのはどうでしょうか?
「すてき」の次に、自分がお金を出して手に入れるものかどうかをじっくり吟味するのです。

どんなに理性で我慢をしても、脳が無意識にとらえた衝動を抑えるのはかなり難しいものです。
自分に語りかける言葉を上手に選んでみましょう。

欠けている部分を補うためにお金を使っていないかな?

節約の目的は、自分にとって本当は必要ないものにお金を使ってしまうことを抑制することだと思います。

自分にとってそこまで必要ではないけれど、感情的に欲しくなってしまうモノとは何でしょうか?

たぶん、それは自分に欠けている部分を埋めるモノです。

✔ 忙しくて心の安らぎが欠けていると感じた時にゆるキャラグッズをつい買ってしまう。

✔ 自分への評価が欠けていると感じた時には、他者から目を引くブランド品をつい選びたくなる。

普段の小物の衝動買いから高額商品の購入まで、元をただせば「自分の欠けている部分」を埋めようとする欲求である場合が多いです。

もちろん、自分に欠けている部分を埋めるための買い物がすべて悪いわけではありません。
しかし、同じような種類の買い物を無意識に繰り返しているときには、心の充足感を埋めるためにお金を使っていないか立ち止まって考えてみましょう。

お腹がいっぱいの時にそれ以上食べたくなくなるように、心の中で「欠けているものはない」と感じることで、お金を使って何かを手に入れたいと感じずに楽に節約できるのではないか思います。

Haniko
Haniko

私たちはお金を使うことで自分の欲求しているモノが手に入ると考えています。
でも、本当に欲しいものではなく、その代替物をお金で買っていることもあります。

満たされていると感じることで楽に節約ができる

不必要な買い物をしないようにするには、満たされている状態であると感じることもひとつのやり方だと思います。

ポイントは次のふたつではないでしょうか。

 身の周りには必要なものが充分にあると感じられること

 自分が充分に良い存在であるという気持ちを持てること

それぞれについて考えてみましょう。

必要なものが充分にあると感じられること

整理整頓ができていなくて探し物をしている時間が多い人は気を付けてください。
本当は持っているのに、探しているうちに時間オーバーで新しく買いそろえてしまう経験も多いのではないでしょうか?

これでは、お金だけではなく時間ももったいないですね。

まずは、自分の持ち物を整理整頓してみましょう!
「購入する必要のないものを買わなくて済むようにする」
一番基本的なことです。

また、身の周りにものが溢れていると感じる人。
実は自分の価値観があやふやなことが原因で、あれやこれやと買い足していることがあるかもしれません。

自分の身の周りには必要なものが充分にあると感じられるようにするには、まとまった時間をとって「断捨離」をしてみると良いかと思います。

私の場合、収納スペースがいっぱいになって、もう着ないような洋服が溜まっていると自覚をしたときに「リバウンドしない整理整頓術」を試してみました。

今では有名になられた、こんまりさん(近藤麻理恵さん)の『人生がときめく片付けの魔法』の本を片手に整理整頓に取り組みました!


Haniko
Haniko

この本を読んで整理整頓に取り組むとモノの整理ができるだけではなく、自分の価値観を見つめる時間にもなりました。

個人の感想ですが、確かにモノの整理についてはスッキリが継続していますし、気に入ったものがあるのでもう充分だと感じて、余計な買い物は結構なくなりました。

自分が充分に良い存在であるという気持ちを感じること

節約と自己評価にはどんな関係があるのか不思議に思われる方もいると思います。

そもそも節約は何のためかというと、不必要なことにお金を使わないようにするためです。

もう充分に満たされているのに満たされていないと感じて、欠けている部分を補うためにお金を使うのはもったいないことだと思います。

また、欠けている部分や満たされていない部分を補う方法が、お金を払うことではなく違うやり方の方が良い場合もあります。

Haniko
Haniko

お金を使うことでストレスを発散させているな~と感じた場合は、自分のどんな感情を埋めるためなのかと一度じっくり考えても良いかもしれません。

新しい体験やチャレンジ、自己肯定感が満たされるような習慣を身につけることで、欠けている部分を補う代替物を際限なく欲しいと思う気持ちが無くなるかもしれません。

まとめ

我慢しない節約術は、心のしくみを理解することがポイントでした。

 人間の脳は「~しない」「~してはいけない」という否定語を理解しようとしないので、自分と対話するフレーズに気を付けましょう!
これだけでも衝動買いへの効果はあります。

節約生活でよく自分に言い聞かせる「買ってはいけない」というフレーズは、買うというイメージを想起しているということです。

 満たされていると感じることが節約につながります。

・実質的な整理整頓とモノに対する価値観を再確認する

・欠けているモノは無いと感じる自己肯定感

節約生活でストレスを感じているなら、短期的なガマンよりもじっくりと自分の価値観と向き合うのも効果的だと思います。

お金の使い方はその人の生き方を反映しているところもありますからね。