「やりたい仕事が見つからない」
「自分に合う働き方がわからない」
そんなときこそ、“自分の体が心地よく感じる働き方”に目を向けてみましょう。
50代のキャリアは、スキルや経験だけで選ぶのではなく、
体と心が自然にのびのびできる働き方を見つけることが大切です。

がんばるよりも「楽しく続けられる」方向にシフトしていく。
それが、50代から始めたいキャリアチェンジです。
健康・体力・人との関わり方も、選択のヒントに
若い頃は「求められること」で仕事をしていたかもしれません。
でも50代になると、健康・体力・集中力の持続を意識したいですね。
無理をして続けるより、自分の心身が心地よい状態でいられることが何より大事。

だからこそ、「行動スタイル」から考えると、「これから長く付き合える仕事」を発見できるかもしれません。
たとえば、こんなタイプがあります。
- 身体の動かし方タイプ
・体を動かしている方が元気になる
・静かに集中している方が落ち着く - 対人スタイルタイプ
・人と話すのが好き
・一人でコツコツ進めるのが得意
・声をかけるのが苦手 - 思考スタイルタイプ
・作るのが好き
・考えるのが好き
・サポートするのが好き
「この行動をしていると疲れにくい」「自然と集中できる」
そんな感覚を頼りにしてみてください。
それが、あなたの体に合った“心地よい働き方”のヒントです。

自分の行動スタイルを見つける3つの問い
ここで、簡単なセルフワークをしてみましょう。
静かな場所でイメージをしてみると、意外な発見があります。
- どんな動作をしていると時間を忘れる?
話している/書いている/整理している/歩いている・・ - どんな環境や空間だと集中できる?
静かな場所/にぎやかな場所/建物の中/屋外など - 過去の仕事や活動で、「心地よかった時間」は?
お客様の話を聴いていたとき/チームで協力していたとき/一人で整える作業をしていたとき・・
「気分が良かった」「体が軽かった」「集中できた」
ことを思い出してみてください。
そこに、あなたが自然と力を発揮できるスタイルが隠れています。

私が気づいた“体感から選ぶ”ということ
私自身も、過去に再就職を考えたときに「何をしたいか」がすぐには浮かびませんでした。
でも、「どんな時間を過ごしたいか」を思い描くと少しずつ見えてきました。
“落ち着いた空間で、人と穏やかに話をしている”
そんなイメージが心地よくて、そこから自然と方向が定まったのです。

この時は、金融機関での相談受け業務を選びました。
「職種」や「業種」から探すのではなく、
自分の体が喜ぶ行動から考えると、仕事探しがうまくいくと実感しています。

まとめ:行動スタイルを知ることは、自分を大切にすること
50代のキャリアは、がんばるよりも“調和する”働き方へ。
自分の体や心に合ったスタイルで働くと、疲れにくく、長く続けやすいものです。
【1分間セルフワーク】
「心地よく集中できる行動」と「苦手・疲れる行動」を思い浮かべてみましょう。
小さな気づきが、次のキャリアの道しるべになるかもしれません。


