人生100年時代の新基礎力

就活で悩んだら自分の好きな行動スタイルから探してみる

就職活動をしていて、こんな風に感じたことはないでしょうか?

「やりたい仕事が特に見つからない・・・。」

そうは言ってもできるだけ自分に合った仕事を見つけることが必要なとき、「自分の好きな行動スタイルを取れる仕事」という視点から職種を検討しても良いかもしれませんよ。

私が再就職をするときにやってみた自己分析

希望の職種なんて思い浮かばない!


就活生をはじめ、転職を考えている方、育児をしながら再就職を検討している方など、仕事を探している方はたくさんいらっしゃると思います。

どんな業種が自分に合っているかな?
「手に職」になる職業がいいな!
会社はどこがいいかな?

すでにあるたくさんの選択肢から探すのも大変ですね。
これがいいかな?と思った後に、やっぱり違う気がする・・、ということもありがちです。

今回は、私が子育てがひと段落した頃に、再就職を真剣に考えているときのエピソードからお伝えしたいと思います。

私の場合、11年間どっぷり専業主婦でしたので、仕事を再開したいと真剣に考えても、情報も少なく困っていました。

また正直言うと、何がしたいかなんて希望はなくて、長期間の育児専業主婦から脱して、社会復帰をしたい(=おとなと絡みたい!おとなと話がしたい!)という気持ちが強かったのを覚えています。


どんな仕事を希望しているのか?何がやりたいのか?と自分に問いかけてみても、長期間「職業」とかを考える環境になかったので、何も頭に浮かばない状態でした・・。

とはいえ、自分自身で考えなくてはいけないところですので、私の場合は想像力を駆使してみることにしました。
お恥ずかしいですが、当時の私の妄想の一部を披露します(;^ω^)

自分の視界に何が見えると楽しいか?


✔ 自分に質問:
「私は働いている時間に、視界にどんなものが映って、どんな行動をしていると気持ちよく感じるのかな~?」

✔ 自分で答える:
「ん~、自分の前には広いカウンターがあって、私はカウンターの内側に座るのがいいな。座ってると楽だし・・」

✔ 自分に質問:
「カウンターの向こうには何が見えるのかな?」

✔ 自分で答える:
「お客さんがきて、目の前に座る。ガラス張りのきれいな店舗に中にいるといいな。それから、お客さんに何か聞かれて答えていて、喜ばれていると楽しいな~・・。」

仕事をしていて、どんなシチュエーションが自分は心地よく感じるのかをイメージしてみるのも試してみると面白いと思います。

私は、接客業が楽しそうだとイメージが湧きましたが、コツコツ事務作業をする時間が楽しく感じられるという方もいるはずです。

自分が好きな行動スタイルとは?


人はそれぞれ、自分が好きな「行動スタイル」があるはずです。

身体の活動量の多い少ないから、他人と関わり方の濃淡などですね。

・こまごまと身体を動かすのが好き
・言葉を交わし合うことが好き
・座っていて落ち着いている状態が好き
・長距離を移動するのが好き


自分が仕事をしているとき、どんな行動が伴っているとやる気が出そうか?


私の場合は、先ほどの視界イメージを踏まえて考えてみると、

「落ち着いて座っている行動スタイルで、人と話をする仕事」がしっくりきそうでした。


店舗の中での相談業務みたいなのが向いているのかな~?

例えば、どんな仕事でしょうか?
お役所や士業の仕事?
携帯ショップの店員?
金融機関の窓口?
街中の不動産屋さん?

いろいろ出てきました。
業種はちがっても、どれも良いように思えました。

また、このような「行動スタイル」がいいとなると、ちょっとは勉強する必要がある仕事なのかもね・・なんて、前向きな気持ちにもなれました。

まとめ


どうしても業種が絞れない。
どんな仕事が自分に向いているか見当がつかない。

そんな時は、仕事内容から決めるのではなく自分の好きな「行動スタイル」を思い起こしてみるのも良いと思います。

自分が心地よい行動を毎日とれるなら、仕事も楽しく長続きしそうな気がするからです。

自分が好きな「行動スタイル」が日常の仕事でとれるなら、身体が喜ぶ分、仕事にも前向きに取り組めるのではないかと思います。


✔ 仕事をしていて、どんなシチュエーションが自分は心地よく感じるのかをイメージしてみる。

✔ 自分の好きな「行動スタイル」を思い起こしてみる。

アクションプラン


 仕事中に視界にみえていると、楽しく感じるイメージを思いおこしてみましょう。

今までの経験から思い出してもらってもいいです。
人間は、視覚や聴覚・臭覚などの五感から入ってくる情報によって、能力の発揮のされかたが変わります。

自分の五感が喜ぶ環境がどんなものか想像して、できるだけ潜在能力をも発揮できる仕事を考えてみましょう。


 仕事に限らず、どんな体の動かし方が好きかシンプルに考えてみましょう。

自分が集中できるパターンがあるはずです。

落ち着いて座っているときに集中できる人。
身体を動かしている方が思考が集中できる人。

仕事でも、勉強でも、スポーツでも、集中できているときには潜在能力まで発揮されます。

集中力が続く姿勢も仕事を選ぶ基準になると思います。


会社に勤めると、必ず希望の職種につけるとは限りません。
自分のイメージとは違う仕事を振られることもあります。
それでも、自分の能力がどんな環境で高く発揮されているのかをいろいろ試してみるチャンスにもなると思います。